WordPressにログインできない場合の解決方法7選【決定版】


このページでは、WordPress(ワードプレス)にログインする方法や、突然ログインできなくなった場合、サイトすら開けなくなった場合の解決方法を掲載しています。
ログインができなくなる原因は、いくつか考えられるので、フローチャート形式で原因別に7つの解決方法をまとめました。
フローチャートを参考に、目次からご自身の状況に合う解決方法をご覧ください。

目次
WordPressのログインページを開く方法
「今までログイン状態を保持していたけど、急にWordPressからログアウトされる」場合もあります。
その際にWordPressのログインページを開く方法をまとめました。
WordPress設置時のメールから開く
一番わかりやすい方法は、WordPressを初めて設置した時に登録したメールアドレス宛に送られる設置完了メールをチェックする方法です。

送り主:WordPress
件名:新しい WordPress サイト
という形で、WordPressの設置時にメールが送られており、そのメールの本文にログイン先のページとなるURL情報や、ログインに必要なユーザー名なども合わせて記載されています。
メールのログイン先URLからログインページにアクセスして、ログインしましょう。
URLでログインページを開く
WordPress設置時のメールが見当たらない、削除してしまった、紛失してしまった場合にもログインページを開くことができます。
以下の手順で行います。
Webサイトを開く

まず、ご自身のWebサイトのトップページをブラウザで開いてください。
※画像は今回の解説用に用意したものです
URLの末尾に「wp-login.php」または「wp-admin」を入力する

WebサイトのトップページURLの末尾に、「wp-login.php」または「wp-admin」と入力し、アクセスしてみましょう。

すると、WordPressのログインページが表示されます。
「wp-login.php」または「wp-admin」のどちらか片方を入力してもログインページが開けない場合、もう一方を試してみると開けることがあります。
それでも開けない場合、Webサイトにログイン周りのセキュリティを施している可能性が考えらるので、ここではプラグインによってログイン周りのセキュリティを施した場合の対処法を記載します。
セキュリティ関連プラグイン(SiteGuard WP Plugin)を利用している場合
不正ログインを防ぐため、「SiteGuard WP Plugin」というプラグインを導入している場合、WordPressのログインページのURLを変更することが可能です。
そのため、もし、「wp-login.php」または「wp-admin」を入力してもログインページが開けない場合は、該当のプラグインなどを導入している可能性があります。
「SiteGuard WP Plugin」を導入している場合は、以下のようなメールが届いているので、確認してみてください。

送り主:WordPress
件名:WordPress: ログインページURLが変更されました
という形で、新しいログインページURLが発行されているはずです。
メールでログインページのURLがわかる場合はそのままアクセスし、ログイン情報を入力しましょう。
上記のメールが確認できない場合、変更されたログインページURLへのアクセスが行えないため、「SiteGuard WP Plugin」を停止する方法で、通常のログインページURLに戻します。
以下の手順で、FTPソフトを使用してプラグインを停止させましょう。
FTPソフトを使用してWebサーバーにアクセスする

お使いのFTPソフトを使用して、Webサイトの設置のために契約しているWebサーバーにアクセスします。
※FTPソフトでWebサーバーへのアクセス方法は割愛します
「plugins」から該当のプラグインを見つける

WebサーバーでWordPressを設置しているディレクトリへ進み、「wp-content」内にある「plugins」というディレクトリを見つけましょう。
この中に各種プラグインが格納されているので、そこから「SiteGuard WP Plugin」を見つけます。(「siteguard」という名称になっています)
「siteguard」をリネームする
WordPressの管理画面以外でプラグインを停止させる方法として有効なのが、プラグインの名称をリネーム(名前の変更)することです。

先ほど見つけた「siteguard」に適当な文字列を付け加えるなどし、リネームします。
URLの末尾に「wp-login.php」または「wp-admin」を入力する
リネーム完了後、再びWebサイトのトップを開き、URLの末尾に「wp-login.php」または「wp-admin」を入力してみましょう。

これで、ログインページが表示されれば完了です。
セキュリティを理由に「SiteGuard WP Plugin」を導入されていると思うので、WordPressへのログイン後、再びFTPソフトを使い、リネームしたプラグインの名前を元に戻し、WordPressの管理画面から、「SiteGuard WP Plugin」を有効化させましょう。
その際、再びログインページURLが変わるので、ブックマークや、メールをしっかり保管するなどして、忘れないようにしましょう。
WordPressのログインページが正常に開けない場合
ログインページを開いたら、「404 Not Found」、「500 Internal Server Error」、「真っ白・メンテナンス中」などのエラー画面になった場合の解決法をまとめました。
それぞれの解決法をご覧ください。
404 Not Foundが表示されてしまう場合の解決方法
ログインページを開いたら「404 Not Found」と表示されてしまった場合、原因としては、WordPressの「WordPressアドレス(URL)」または「サイトアドレス(URL)」を変更してしまったことで引き起こされている可能性が高いです。
もし、上記2つのどちらかを変更してしまったのち、404 Not Foundが表示されたのであれば、phpMyAdminからデータベースにアクセスして解決する方法があります。
phpMyAdminへアクセスする
まず、phpMyAdminへアクセスします。

契約しているレンタルサーバー業者によってphpMyAdminへのアクセス方法が記載されていますので、まずはそちらをお確かめください。
「wp_options」を開く
該当のサイトに使用しているデータベースの中から、「wp_options」を開きます。

「option_name」の「siteurl」と「home」を正しいものに書き換える
「option_name」の「siteurl」と「home」が、管理画面での「WordPressアドレス(URL)」と「サイトアドレス(URL)」に該当します。

それぞれ編集から、正しいURLに変更します。

注意点
基本的に、「WordPressアドレス(URL)」と「サイトアドレス(URL)」は「https://○○○.com」といった同じURLが入りますが、WordPressを設置する際に「https://○○○.com/wp」などのサブディレクトリWordPressを設置し、表示上は「https://○○○.com」にしている場合は、「WordPressアドレス(URL)」は「https://○○○.com/wp」、「サイトアドレス(URL)」は「https://○○○.com」になっている場合もあります。
ログインページを開く
データベース書き換え後、再度ログインページを開いてみましょう。
「404 Not Found」でなく、正常にログインページが開かれ、ログインできれば解決です。
500 Internal Server Errorが表示されてしまう場合の解決方法
ログインページを開いたら「500 Internal Server Error」と表示されてしまった場合、サーバーがリクエストを実行できない予期しない条件が発生している可能性があります。
いくつか原因が考えられますが、一番シンプルな原因として、WordPressで使用しているテーマやプラグインと、PHPのバージョン不一致が起こっている場合があります。
WebサーバーがPHP 7.4.2に対して、プラグインがPHP 7.4.2に対応していない場合や、WebサーバーのPHPのバージョンが低く、導入しているプラグインやテーマの動作環境に該当していない場合に発生します。
その場合、WebサーバーのPHPのバージョンを切り替えるか、該当と思われるプラグインやテーマを停止する方法が考えられます。
WebサーバーのPHPのバージョンを切り替える
契約しているWebサーバーの管理画面にアクセスし、PHPのバージョンを切り替えましょう。

契約しているレンタルサーバー業者によって方法が異なるので、まずはそちらをお確かめください。
これで、再度ログインページを開いてみて、「500 Internal Server Error」が発生するか確認します。
該当と思われるプラグインやテーマを停止する
WebサーバーのPHPのバージョンと適していないと思われるプラグインやテーマがわかっている場合、それらの停止を行うことで解決を行います。
お使いのFTPソフトを使用して、Webサイトの設置のために契約しているWebサーバーにアクセスします。
※FTPソフトでWebサーバーへのアクセス方法は割愛します
プラグインの場合
- Webサーバーのルートから、WordPressを設置しているディレクトリへ降りていき、「wp-content」というディレクトリの、「plugins」を見つけます。
- この中に各種プラグインが格納されているので、そこから該当のプラグインを見つけ、ディレクトリを適当な名前にリネームを行います。

テーマの場合
- Webサーバーのルートから、WordPressを設置しているディレクトリへ降りていき、「wp-content」というディレクトリの、「themes」を見つけます。
- この中に各種テーマが格納されているので、そこから該当のテーマを見つけ、ディレクトリを適当な名前にリネームを行います。

これで、再度ログインページを開いてみて、「500 Internal Server Error」が発生するか確認します。
エラーが発生しなければ、ログインが行えます。
画面が真っ白になった場合の解決方法
WordPressの画面が真っ白になった場合、テーマやプラグインの有効化後を原因としている場合が考えられます。
真っ白になる直前に、テーマやプラグインを有効化した場合は、以下の解決方法を試してみてください。
該当と思われるプラグインやテーマを停止する
真っ白になる前に有効化したプラグインやテーマがわかっている場合、それらの停止を行うことで解決を行います。
お使いのFTPソフトを使用して、Webサイトの設置のために契約しているWebサーバーにアクセスします。
※FTPソフトでWebサーバーへのアクセス方法は割愛します
プラグインの場合
- Webサーバーのルートから、WordPressを設置しているディレクトリへ降りていき、「wp-content」というディレクトリの、「plugins」を見つけます。
- この中に各種プラグインが格納されているので、そこから該当のプラグインを見つけ、ディレクトリを適当な名前にリネームを行います。

テーマの場合
- Webサーバーのルートから、WordPressを設置しているディレクトリへ降りていき、「wp-content」というディレクトリの、「themes」を見つけます。
- この中に各種テーマが格納されているので、そこから該当のテーマを見つけ、ディレクトリを適当な名前にリネームを行います。

これで、再度ログインページを開いてみて、正常に表示されるか確認します。
真っ白にならなければ、ログインが行えます。

メンテナンス画面のままになった場合の解決方法
「現在メンテナンス中のため、しばらくの間ご利用いただけません」という画面のままいつまで経っても切り替わらない場合、WordPressのアップデートやテーマやプラグインの有効化、アップデート中に中断してしまった場合や、予期しないエラーとなった可能性があります。

数分で通常の画面に切り替われば問題ないのですが、数十分経っても、「現在メンテナンス中のため、しばらくの間ご利用いただけません」という表示のままになってしまった場合は、以下の解決方法を試してみてください。
FTPソフトでWebサーバーにアクセスする
お使いのFTPソフトを使用して、Webサイトの設置のために契約しているWebサーバーにアクセスします。
※FTPソフトでWebサーバーへのアクセス方法は割愛します
「.maintenance」を確認する
ルートディレクトリまたは、WordPressが格納されているディレクトリを開きます。
「wp-admin」や「wp-content」というディレクトリが存在している場所です。

その中に、「.maintenance」というファイルが存在するか確認します。

なお、「.maintenance」は隠しファイルなので、FTPソフトで隠しファイルを表示するように設定しましょう。
「.maintenance」を削除する
「.maintenance」の存在を確認できたら、該当のファイルを削除しましょう。
その際、誤って他のファイルを削除しないようにしてください。

削除後、Webサイトを開き、ログインページが開けるか確認してみましょう。
ログインページが開ければ解決です。
この「.maintenance」というファイルは、WordPressやテーマ、プラグインの各種アップデートの際に生成され、アップデートが問題なく完了すると自動的に削除される仕組みになっているのですが、アップデートに不具合があった場合、削除される処理が行われず、残り続けてしまうことで、メンテナンス画面のままになってしまうという仕組みになっています。
「.maintenance」を削除した場合、その際に行ったアップデートが失敗している場合があるので、再度アップデートを行いましょう。
アップデートが失敗しやすい原因として、アップデートボタンを何度もクリックし、複数回同じ処理を発生させたり、いくつかのアップデートを同時に行うとエラーを起こしやすいです。
アップデートを行う場合は、ひとつひとつ行い、完了してから次のアップデートをするといったやり方で慎重に行いましょう。
WordPressのログイン情報(ユーザー名・パスワード)を忘れた場合
WordPressのログインに必要な「ユーザー名」、「パスワード」を忘れてしまった場合の対処法をまとめました。
ユーザー名を忘れてしまった場合
ユーザー名は、WordPressを初めて設置した時に登録したメールアドレス宛に送られる設置完了メールに記載されています。

送り主:WordPress
件名:新しい WordPress サイト
という形で、本文にユーザー名が記載されているので、そちらを使用しましょう。
また、メールアドレスもユーザー名の代わりになるので、メールアドレスを使用したログインも試してみましょう。
WordPress設置時のメールが見当たらない、削除してしまった、紛失してしまった場合は、phpMyAdminからユーザー名を確認する方法があります。
以下の手順で行います。
phpMyAdminへアクセスする
まず、phpMyAdminへアクセスします。

契約しているレンタルサーバー業者によってphpMyAdminへのアクセス方法が記載されていますので、まずはそちらをお確かめください。
「wp_users」を開く
該当のサイトに使用しているデータベースの中から、「wp_users」を開きます。

「user_login」を確認する
「wp_users」の中に記載されている「user_login」の情報がログイン時に求められるユーザー名になります。
その情報を控えて、ログインページに入力しましょう。
パスワードを忘れてしまった場合
パスワードを忘れてしまった場合、ログインページの「パスワードをお忘れですか ?」より、パスワードの再発行メールを送ることができます。

WordPressに登録したメールアドレスか、ユーザー名を入力し、パスワードをリセットするための手順とそのURLをメールから行いましょう。

メールが届いたら、メールに記載のパスワードリセット用のURLからパスワードの再設定を行い、ログインしてみましょう。

WordPressに正しいログイン情報でログインできない場合
これまでの方法を試して、ログイン画面を表示させた後、正しいログイン情報を入力したのにログインできない場合、稀にCookieが影響している場合があります。※筆者は経験したことはありません
使用しているブラウザのCookieを削除することでログインできる場合があるので、使用しているブラウザごとにCookieの削除方法を調べていただきお試しください。
Google ChromeのCookie削除方法※別タブで外部リンクを開きます
FirefoxのCookie削除方法※別タブで外部リンクを開きます
Microsoft EdgeのCookie削除方法※別タブで外部リンクを開きます
まとめ
この記事では、WordPressにログインできない場合の解決方法をまとめてみました。
フローチャートに従って、原因を探っていただき、その解決方法を試してみていただければと思います。
Wepotでは、こうしたWordPressのトラブルシューティングとなる記事だけでなく、Webサイトの運営や管理に役立つ情報を発信しています。
ぜひ、Wepotをブックマークしていつでも活用できるサイトとしてご利用ください。
また、WordPressを利用したWebサイトの制作や、リニューアルを検討されている方は、ぜひWepotにご相談ください。