動画と相性が良いコンテンツとは?【目的別】おすすめ表現方法も解説!


こんにちは、あやか(@aaa_1205)です。
動画制作を依頼してみよう!と思ったものの、どうすれば成果に繋がるのか?どんなコンテンツが動画と相性が良いのか?正解がないからこそ、判断が難しいです。
しかし、動画や映像は静止画だけでは伝えきれない多くの情報を、視聴者が短時間で理解できる最高の表現手法とも言えます。
その際、「動画でどう見せるか?」はとても重要。どんな見せ方がコンテンツを一番魅力的にみせるのか。筆者の経験と共に解説していきます。
目次
動画と相性が良いコンテンツとは何か?
そもそも「コンテンツ(contents)」とは、中身や内容のことを指します。動画コンテンツとは、動画を通して届ける情報(=内容)のことです。
では、動画が適したコンテンツとは何か?
結論ですが、どんなコンテンツでも動画では最適な表現ができるため、工夫次第ですべてのコンテンツを動画にすることができます。
動画では、
- 実写映像
- イラストアニメーション
- インフォグラフィック
- 静止画の組み合わせ
- 3DCG
- タイポグラフィ
- 音楽
- ナレーション
- サウンドエフェクト
など、見せたい情報(=コンテンツ)に適した表現で動画というフォーマットに落とし込むことができるからです。
動画は、視覚・聴覚に加え、見ることで想像できる味覚や嗅覚、触覚など五感に訴えることができます。五感に訴えることで強く記憶に残すことも可能な強力な手段です。
目的別!動画のおすすめ表現
コンテンツと動画には、相性があるのは事実です。そこで、コンテンツと相性の良いおすすめの動画表現を一覧でまとめてみました。
こちらの表は、主観や独断が大いに含まれてますので、あくまでも参考程度にしましょう!
動画とコンテンツには相性の善し悪しもありますが、それを覆す方法もあると思います。
1つ1つのプロジェクトにおいて、必ず定石に当てはめれば良いというものではありませんので、都度、適切な判断をすることが大切です。

では、この動画おすすめ表現の表をもとに、目的別に詳細を解説していきます。
サービス紹介動画
サービス紹介のおすすめ動画表現
目的がサービスの理解促進であれば、イラストや漫画を使ったフルアニメーションの動画が効果的です。または、実際にそのサービスを使用しているシーンやサービスの一連の流れを撮影した実写映像も理解促進に期待できます。
サービスとは、お客様や社会に対して奉仕する(おもてなしや力を尽くす)ことであり、それらは目に見えないものです。人は、目に見えないものを理解するのは難しいものです。
目に見えないもの=抽象的なものを可視化して、動画にすることで理解が促される。文字の羅列は読まれないけれど、見るだけの動画なら理解へのハードルは格段に下がります。
最近は、オンラインで完結するサービスが増え続けています。例えば、オンライン決済や映画・アニメなどはNetflixやDisney+に置き換わり、婚活や新たな出会いもまずはオンラインで顔合わせをして対話をすることが増えました。
もともと手に取れるものもオンライン化の進行によって、自分のスマホやタブレット・PCを介してそのサービス体験を得ることが増えました。
自分で体験したことのないサービスは「知らない」「わからない」まま。知らないものに手を出さないのが、自分の身を守る上では自然なことです。
そこで、「このサービスはこういうものです」とイラストアニメーションや実写映像などを使って表現し、何がユーザーにとってメリットなのか可視化して見せることができれば、ユーザーはサービスを理解して「これは自分にとって必要かも?」と思う機会を増やすことができます。
商品紹介
商品紹介のおすすめ動画表現
商品紹介の場合は、実際の商品を撮影した実写映像が効果的です。また、効果効能の解説には必要に応じてイラストやグラフィックデザインを使ったアニメーションを実装するなど併用することで、より商品の魅力を伝える動画にできるでしょう。
手にとることのできる商品、形のある商品であれば静止画でも十分では?と思うかもしれません。実際、商品を売るための手段はたくさんあります。
動画を使うことによるメリットは、商品を360度見せることができ、屋内屋外での使用感や素材の質感などより細部に迫ったところまで見せられること。
商品が欲しいお客様はその商品そのものを欲しているのではなく、実際にはその商品を手に入れたことによるベネフィットを得たいのです。いつもより高い価格のファンデーションを買う理由は、いつも以上に肌を綺麗に見せたいからです。
そのため、商品そのものを見せることも重要ですが、商品が提供する価値を伝えることが重要です。動画では、その価値を様々な切り口から魅力的にかつリアルに見せることが可能です。
例えば、使用シーンや使用後の変化、商品へのこだわりや開発した人のメッセージ、品質や安全性の訴求など。たくさんの情報量でも、工夫次第で飽きずに情報を伝えることができるのは動画の大きなメリットです。
商品紹介の動画の実績は以下よりご覧いただけます。
販売促進(プロモーション)
販売促進のおすすめ動画表現
アニメーションでなおかつ尺を短く簡潔にした動画が効果的です。
販売促進には尺の短い動画広告と相性が良いです。販売促進の場合、広告費をかけて認知拡大や新規顧客およびリピーターの獲得などで実際の事業収益に直結するため、かけた広告費に対して見込んでいるリターン(売上や利益)がでないといけません。
動画広告が視聴される場所は、SNSや動画プラットフォーム、ECサイト内などの決められた広告枠で視聴するケースが多いため、その環境の中でユーザーの目を引き、クリックしてもらうことが重要です。
注意を引き→興味を持ってもらい→もっと知りたい or 欲しい欲求を刺激し→購買行動へ導く、という流れが一般的ですが、動画広告の場合は一番最初の「注意を引く」役割をしっかりと果たすことが大切と考えます。
そのため、動画の冒頭3秒ほどのインパクトを大事に、次のアクションに促すために尺を短く簡潔にすることがもっとも効率良く成果につなげられるでしょう。
動画広告については、以下で詳しく解説しています。

【YouTubeの動画広告】現役動画クリエイターが種類・特長・選び方のポイントをまとめてみた
HowTo・チュートリアル
HowTo・チュートリアルのおすすめ動画表現
実写映像で、実際の流れを見せるのが効果的です。ポイントは、視聴者の理解と目で追うスピード感を担保しつつ、わかりやすい画角・構成にすることです。クリックやタップなど行動に対してモーションをつけることで、操作性などをわかりやすく表現するアニメーションも併用すると良いでしょう。
チュートリアル動画でもっとも大切なことは、指導できる動画であること。視聴者の「わからない」を「わかる」に変えることが目的です。
オンラインでの授業も進んでいる今は、学び方も進化しています。チュートリアル動画を視聴しても、理解できなきていなければ、その動画の目的は果たせていません。
そのため、視聴者がどんな人か?を明確にしておくことが大切です。
視聴者の理解度がどのくらいなのか?や、1つの物事を理解するのに必要な時間はどのくらいか。それらを考慮して、適切な尺で進行していく必要があります。
やみくもに時間を長くすれば良いものでもありません。動画を見るのに飽きてしまえば、本末転倒です。
そのためにも、無駄なくテンポ良く進行していくこと、理解しやすいスピード感、大事な部分の強調、ナレーションとテロップと映像の整合性などを綺麗にとることでわかりやすいチュートリアルになります。
会社紹介・採用
会社紹介・採用のおすすめ動画表現
実際に会社(現場)に行き、会社の雰囲気や施設、実際に働くひとを写した実写映像が効果的でしょう。
新卒社員の募集や中途社員の転職。数え切れないほどある企業の中で自社を選んでもらうには、魅力を伝えるだけではなく、自社の特徴や他社との違いなどをわかりやすく伝えることが大切と考えます。
人と人に相性があるように、人と企業にも相性があります。
本当に相性の良い人と企業をマッチングさせるためには、現場で雰囲気・施設・人・創業者の想いや今後の展望などを撮影し、「リアル」を動画で再現することが重要です。
インタビュー
インタビューのおすすめ動画表現
インタビューの模様を撮影し、インタビューされる人をメインにした実写映像が効果的です。
何を目的とするかにもよりますが、インタビューというのは特定の人に対して問いかけ、その人なりの回答をしていただく。その対話を通して、視聴者に伝えたいメッセージが届くような映像にすることが大切と考えます。
被写体自身を紹介することもあれば、被写体が何かを紹介することもあります。どちらにしても、被写体の言葉に熱量がこもる瞬間や、被写体の表情、目が輝く瞬間などを映像として捉えることで、人の心に届く動画になることが期待できます。
動画ならではの表現を
情報の伝え方は、テキストや静止画、動画などさまざまあります。そして、それぞれに特長があります。
例えば、料理をテーマとします。静止画なら、一番美味しそうに見える部分を切り取り、一枚でシズル感を伝えられます。

動画なら、料理が完成するまでのプロセスや食材の変化の過程を臨場感をもって伝えることができます。
静止画の場合は、もっとも美味しそうに見える瞬間を見せているのに対して、動画は火に炙られて肉汁や湯気をリアルに見て楽しめます。
どちらの方が優れている、ということではなく目的によってどんな表現がより適切に、ターゲットにアクションを促す情報を届けられるか、という視点で考えると良いと思います。
ただ、動画にするのであればこのハンバーグのように、
- ハンバーグはどのように焼かれてるか
- どんな火加減で焼かれてるのか
- 別の角度から見た時にどう見えるか
など、動画だからこそより多くの情報を伝えることができます。さらに、この後に
- 盛り付けるシーン
- ソースをかけるシーン
- ハンバーグを切って肉汁が溢れ出るシーン
なども撮影すると、より美味しそう!食べてみたい!という欲求が刺激されることが期待できます。
動画というフォーマットだからこそできること。それらを最大限に生かした動画制作で、サービスや商品の魅力を余すこと無く伝えられます。
どんな動画コンテンツも目的が大事
これまで、一般的な動画制作の用途として多く挙げられる
- サービス紹介
- 商品紹介
- 販売促進
- チュートリアル
- 会社紹介
- インタビュー
を動画にする際に、相性の良いスタイルを解説してきました。
動画制作には他にもさまざまな目的があるため、ここで解説したことはほんの一部です。
何はともあれ、「目的」が重要です。他の記事でも常に書いていることですが、目的がすべての始まりです。目的を達成するためであれば、定石も度外視して新しい手法を試すことが最適解のときもあります。
常に、課題と対峙したときにどうしたらその課題を解決できるか?をゼロから考え、常識に囚われずに、思考を停止せずに、ベストな提案ができるようにしておきたいものです。
ベストな提案というのは、数百数千通りある選択肢の中から、考え得る最適な回答です。それを提示するには、自分の引き出しを多く持っておくことが何より大切だと思っています。
Wepotでは、目的や現状の課題を明確にし、理想的な状態から逆算して戦略を練ります。その提案そのものを実行するスキルはここにあります。
動画・映像制作を検討されている場合は、ぜひお気軽にご相談ください。