ロゴの依頼から制作過程、納品までの流れ


こんにちはともです。
今回は私が普段行っているロゴマークの依頼から納品までの流れをご紹介します。
起業した時や新しいサービスを作った時に必要になるロゴデザイン。ロゴは企業の顔となるシンボルマークであり、重要な財産です。
制作において大切にしていることも一緒にご紹介しているので、最後まで読んでいただけると嬉しいです。
依頼する前に整理しておきたいこと
ロゴを依頼する前に情報整理をいただけるとスムーズに見積もりやスケジュールを出すことができます。
以下の内容を事前に検討し、メモに残しておくだけでも良いですし、情報整理の過程で悩んでいることがあれば、そのことも含めてお伝えください!!一緒に考えます!
- ロゴにつかう名称の表記:漢字、ひらがな、英語(大文字、小文字)
- どのような目的のロゴか:会社の名前、商品の名前、サービスの名前など
- 会社、商品、サービスの詳細
以上が依頼前に整理しておきたい情報になります。
制作の流れ
制作の流れは以下の流れになります。

ヒアリング
顔合わせも含めてオンラインでヒアリングさせていただいてますが、オンラインでのお打ち合わせが難しい場合はメールや書面を通してやりとりを進めていきます。
文面だけよりも、対話をさせていただく方が、サービスの想いやお互いのイメージの共有が計りやすいため、オンラインを推奨させていただいてますが、オフラインでも問題ありません。
ヒアリングで特に大切にしていることは、
ロゴの見た目をどうしたいかよりも、そのサービスを作るきっかけ(依頼主の体験)やそのサービスを受ける対象が誰なのかを聞くことです。
ロゴを作るときは依頼者の社会に対するミッションが発生した時が多いです。そのミッションの部分を大切にしながらロゴへ落とし込みます。
デザインの検証
ヒアリングを行い、3案程度デザインをご提案します。
私の場合になりますが、デザインを進める上で2つ積極的に行っていることがあります。
①デザインの提出の際にプレゼン動画を一緒にご提出
全てのクライアントはデザインへの知見が豊富だったり、制作に携わったことがあるわけではありません。補足しながら、わかりやすく伝えるため、動画を撮っています。このブロックは、タイトル+枠+影付きのレイアウトです。
②修正回数の上限は設けていません
ロゴはクライアントの「ミッション・信念」を形に落とし込んだシンボルです。より長く、大切に使っていただきたいため、納得のいくまで一緒にデザインの検証を行います。
規定書の作成
ロゴのデザインができれば、ロゴの規定書を作成していきます。「ブランドブック」「ブランドガイドライン」とも言われています。
この規定書はロゴを正しく扱ってもらうための使い方を説明する資料です。

例えば、外部のデザイナーにロゴを渡して印刷物を作る機会があったとします。規定書がなければ、色を変えたり形が変わったりしてしまうかもしれません。ブランドのイメージを崩す原因にもなってしまいます。
視覚での統一、ブランディングの一部として機能するようにルール化していきます。
納品
規定書と一緒にロゴデータを納品し、業務の完了になります。
制作において大切にしていること
ここからは私が普段のロゴの業務で大切にしていることをお話ししていきます。3つあります。

らしさを表現すること
例えば、ケーキ屋さんのロゴの依頼の場合
ロゴをみた人にケーキ屋さんっぽい!と思ってもらえるようにデザインを意識します。
一口にケーキ屋さんらしいといっても「おいしそう」「あまい」「伝統的な」「家庭的な」などいろんな表現のアプローチがあります。しかし、依頼の意向によってはあえてケーキ屋さんらしさを抑える表現をすることもあります。

クライアントが社会に対してどのような立ち位置で活動していきたいかを明確にした上で、方向性のすり合わせを行っています。
使いやすいこと
ロゴはさまざまな媒体で使われることが多いです。
使用場所一例
- チラシ
- 名刺
- 看板
- Webサイト
- SNS
- 動画
- パッケージ
小さく印刷しても潰れない、大きく印刷しても認識しやすいよう、視認性も重要視しながら作成しています。
また、SNSのアイコンの展開も考慮して作成しています。

前職ではノベルティーや企業のオリジナルグッズのデザインをしていたこともあり、ノベルティやグッズ展開も視野にいれたロゴデザインが得意です
感情を落とし込む
ロゴは歴史を辿れば、家紋や紋章などがあげられ、それぞれ意味や願いがこめられています。
クライアントが大切にしたいミッションや覚悟、願いなどの見えない「感情の部分」を形に落とし込むことで、愛着をもって大切に使ってもらえるロゴを一緒に作っていくことをお約束します。
まとめ
今回はロゴの依頼から納品の流れをご紹介してきました。ロゴは企業やサービスを象徴するグラフィックです。1番多く、長く使うことになるでしょう。
もし、ロゴの作成を検討している、相談してみたいという場合は、ぜひお気軽にお問い合わせください。