Wepot のロゴができるまで


こんにちは!デザイナーのともです。
実はWepotのロゴは私が担当しました。
今回はロゴができるまでのデザインの裏側を一挙公開します!!
ロゴマークはただのマークではありません。一言でお伝えするとロゴマークは企業・サービスの顔です。
例えば、Appleの商品にリンゴマークがついていなかったら?NIKEの靴にNIKEのロゴがなかったら?
魅力も半減してしまい、売上にも大きな影響を与えます。ロゴはただのマークではなくブランド作りの重要なクリエイティブです。
ロゴがあることによって企業やサービスを1つのブランドとして表現することができるようになります。
そこで、今回は「Wepotのロゴができるまで」のプロセスをご紹介します。ロゴを作りたいと思っている方、ロゴの必要性に疑問を感じている方の参考になれば幸いです。
ロゴの役割
ロゴの役割は下記があげられます。
- どのようなサービスを提供しているのかを伝える役割 (例:パン屋さんなら、パンのビジュアルが入っている等)
- 従業員・ファンを含めたチームを一つにする役割 (例:スポーツチームのロゴ、ロックバンドのロゴ等)
- サービスの歴史を象徴する、ブランドを伝える役割 (例:高級ブランドのロゴなど)
他にもさまざまな役割があげられますが、全て同じ根幹としているものがあります。
それは、他との差別化です。
他との差別化をするために私の場合は、下記をもとにロゴを作っていくことを大切にしています。
- クライアントの理念
- クライアントが大切にしたいこと
- サービスや商品を通してなにを成し遂げたいか
- サービスや商品でお客様にどのような価値を提供したいのか
- サービスや商品の利用者との約束
上記の項目はその人しか持ち得ない考え方、根幹を象徴するので、クライアントの想いから作ったロゴは唯一無二のオリジナルのロゴになります。
Wepotのロゴ制作でも意識して作成していきました。
ロゴができるまで
ロゴができる一連の流れをご紹介します。
今回は下記の図の流れで作成していきました。

言語化
ロゴを作成する前に、言語化と情報整理をしていきます!
どんなサービスなのか、大切にしたいことは何か。言葉の意味を一つ一つ確認していきます。
この言語化はサービスの方向性や印象を決定する重要な作業になります。
言葉の意味
Wepotのネーミングはユキックスさんの発案でしたよね!
Wepotの意味を改めて、教えてください!!
みんなでアイディアとなるキーワードを出していくうちに、
言葉を連想したりつなぎあわせたりする中で考案していったと記憶しているのですが、
わたしがいくつか挙げた中でみなさんが、Wepotのネーミングをこれ良いね!って言ってくださって、
最終的には代表であるホンマさんの、“これ大変良さそうですね!“のひとことで決定的になりました。
ちなみに、“pot”はともさんが出してくださったワードでしたね!
pot = ポット | 丸くて深い入れ物
はい!記事が並んでいるイメージが植木鉢が並んでいるように見えてきたことから発言してみました。
また、ホームページもオウンドメディアも何もしなければ、ただの入れ物であると思います。みんなで育てていく入れ物(植木鉢)として扱っていかなければならないという意図もありました。
音の響きが可愛いので気に入っています!!
わたしは最初、このワードを思い付いたんです。
wipot|ウィポット(wit+pot 造語)
wit = ウィット|才能、機転、理知、知力、理解力、知恵
響きはとてもキャッチーで良いな!と思ったのですが、
このままではちょっと意味が硬かったのと、
“pot”との結び付きや関連性がもっと欲しいなぁと思って
そこから展開していって、
wepot|ウィポット(we+pot 造語)
we = 私たちの
+
pot = ポット | 丸くて深い入れ物
と、シンプルに落ち着きました。
タグラインやコンセプトをみんなでアイディアを出し合って考えたのも、良き思い出ですね!
サービスの意味
Wepotとは何かを確認していきます。メンバーとのミーティングをし、
「クライアントの未来をよくするオウンドメディア」
というキーワードが出てきました。
ロゴのコンセプト
次に、キーワードをもとに、ロゴのコンセプトを決めます。
ここのコンセプトはできるだけ一言で伝わる言葉になるように、わかりやすく、端的な言葉で考えていきました。
「未来への種まき」というコンセプトに落ち着きました。
デザインのラフ
言語化で整理した言葉をもとに3案デザインしました。
それぞれ「W」をメインに、「未来への種まき」をコンセプトにしています。



緊張しながらメンバーにお披露目しました。
ロゴの提案を見た時の率直な感想を教えてください
率直にいって、「これは。。。。!!いける!」 って思いましたねw 不思議と最初からいいものができるという確信はあったんですよね。 このメンバーでオウンドメディアを作ろう! このメンバーなら間違いない! って思っていたこともあって、最初からいい感じのご提案をいただける確信があったという期待値が高かったのにその期待を超えるしっくりくる感じがありました。
初稿のチェックバックとしては、A案をベースにBとCの要素を取り入れブラッシュアップしていくことになりました。
そして、修正したものが下記です。

デザイン検証
ロゴの微調整作業とカラーの検証をしていきます。
いくつか候補の色を検証していきます。
色の濃い画像と白系の画像の上にそれぞれ配置し、見え方を検証していきます。

視認性と、爽やかさ、親しみやすさを考慮しミントグリーンに決定しました。
ロゴの完成
基本ロゴの完成になります。
さまざまな媒体での見え方を検証しながら、ロゴマニュアルを作成していきます。



Wepotのロゴにこめた想い
Wepotは「クライアントと消費者の理想の未来を創る」というミッションを掲げ、課題やお悩みをクリエイティブの力で解決していく。という想いのもと作りました。

このロゴにこめた想いをもとに、Wepotを運営する私たちはお客さまの未来をより良くする活動をしていきます。
まとめ
Wepotのロゴのができるまでをお伝えしました。
ロゴは企業やサービスの顔となるクリエイティブです。
サービスや企業の想いや信念をビジュアルにすることで、チームの統率をとり、お客様との信頼を築いていく約束のマークとなります。