初めてWebサイトを作るならConoHa WINGのレンタルサーバーがオススメな理由


Webサイトを作るためには、サーバーやドメインが必要になります。
サーバーがWebサイトを作るための土地で、ドメインがWebサイトにたどり着くための住所、といったお話を以前別の記事でしました。

サーバー・ドメインは自分で管理!制作会社に丸投げNGな理由
サーバーはレンタルサーバーを契約する必要があり、ドメインは希望するドメインを取得しなければいけません。それらはサーバーであればレンタルサーバー会社、ドメインであればドメイン専門会社で契約することができます。
最近では、レンタルサーバー会社が一括サービスとして、ドメインの取得とレンタルサーバーの契約を組み合わせたプランが登場しているので、まだ両方の準備ができていないのであれば、レンタルサーバー会社でまとめて契約・取得してしまうのが一番手っ取り早いです。
しかし、そんなレンタルサーバー会社も多数あり、その中から何を基準に選んだらよいかわからない人も多いでしょう。これから事業に活用するWebサイトですから、失敗は避けたいはずです。
そこで、初めてサーバーとドメインを契約・取得する方に向けて、私が個人的におすすめだと思うレンタルサーバー会社を紹介します。
目次
初めてのサーバー・ドメイン取得ならConoHa WING

初めてレンタルサーバーの契約・ドメインの取得を行うなら『ConoHa WING(このは うぃんぐ)』 をオススメします。
その理由ですが2つあります。
ConoHa WINGをオススメする理由
- 圧倒的にわかりやすい・使いやすい
- 私自身が利用しているので、クライアントをサポートできる
こういったレンタルサーバー会社の紹介をするサイトや記事は多くありますが、その多くが複数の会社の比較になっています。料金やサーバー性能がメインで紹介されてはいるものの、実際、どの会社もその違いはどんぐりの背くらべなところがありますし、性能の理解は素人には難しく、結局どれにしたらよいか迷わすだけだと感じていました。
自分が紹介するのであれば、Webに詳しくないクライアントの方でも問題ないレベルの「わかりやすさ」と「使いやすさ」、自分が実際に利用していることでクライアントをサポートできる体制がある。という点が大事だと思い、その結果、『ConoHa WING』
を選びました。
ConoHaといえば、応援団長の『美雲このは』ちゃんも有名でとてもかわいいのがポイントです!
公式素材もあったので、アイキャッチに思わず入れてしまった…
ConoHa WINGとは

『ConoHa WING』
は、GMOインターネット株式会社が運営するConoHaという括りのサービスの一つで、レンタルサーバーを提供しています。
GMOといえば、Webに詳しくない方でも1度は耳にしたことのある企業なので、名を知らない企業のサービスよりも安心感がありますが、ブランドで信用するか信用しないかは人それぞれだと思うので、その判断は各人に任せます。
ConoHa WINGの良いポイント
僕が『ConoHa WING』
を良いと思った点は、先ほども触れたように「わかりやすい」「使いやすい」と感じたからです。
もちろん、性能や料金も気にするポイントではありますが、何よりもわかりやすさと使いやすさを求めていたというのがあります。
僕はもともと、GMOの『お名前.comレンタルサーバー』 を利用していたのですが、コントロールパネル(管理画面)が使いづらかったり、Q&Aやマニュアル、手続きのフローがわかりにくいという難点がありました。正直、使っていてストレスを溜まるくらい不便だった覚えがあります。
レンタルサーバーの速度も少し不満があり、「もっと快適なレンタルサーバーを利用したいな」と考えて探していた中で良いと思ったのが『ConoHa WING』
でした。
ConoHa WINGのわかりやすさ
ConoHa WINGのわかりやすさは、サービスの契約前後で感じました。
まず、サービスのWebサイトがわかりやすいです。
サービスの内容・料金形態・特徴・機能などが丁寧にまとめられていることもありますが、なによりも「ConoHa WINGの始め方」という形で、動画やステップでスタートアップガイドが掲載されています。

例えば、WordPressのサイトを作りたいと考えているのであれば、その導入方法までを手順しているだけでなく、WordPressを利用しない人、他のレンタルサーバーからサーバーを移行したい人向けの解説までされています。
なるべく難しい言葉を使わず、ユーザーが次に何をすべきか丁寧に抑えており、とてもわかりやすく、親切だなと感じます。
「FAQ」や「ご利用ガイド」といったページも困ったときに見てしっかり解決できるような作りがされていて、丁寧な図解と、常に最新の情報が整っているので、「マニュアルを見ながらやったけど実際の画面と違う部分がある」のようなよくあるトラブルなどもありませんでした。
ConoHa WINGの使いやすさ
これは、同じGMO社の『お名前.comレンタルサーバー』
との比較でこそ語れる部分になるのですが、『ConoHa WING』
は圧倒的に使いやすいです。
サービス云々の前に、アカウントのマイページへのアクセスも明快で、目的のページを探しやすいというのも『お名前.comレンタルサーバー』 との大きな違いを感じました。
『お名前.comレンタルサーバー』
だとログインのたびに「サービス契約継続の画面」から開始され、そのページから別ページに遷移する場合にダイアログが出るなど、訪問販売のような不快な気持ちを抱くことも少なくなかったので、そういったものがないことも『お名前.comレンタルサーバー』
が好きなポイントです。
(むしろ同社でここまでサービスが違うことに驚きました)
ConoHa WINGの特徴
ここまで僕の主観で良いと感じた部分をご紹介しましたが、『ConoHa WING』の特徴も簡単に記載しておきます。
国内No.1と謳うWebサーバーの処理速度


公式サイトにも掲載されているように、『ConoHa WING』 はサーバーの処理速度が国内でNo.1だと謳っているようです。
2019年時点とのことなので現在はどうか不明ですが、Webサーバーの処理速度が速いということは、Webサイトのデータ転送速度に影響するので、サイトの表示スピードが速くなるなどの恩恵に繋がります。
ただ、サイトスピードはGoogleのサイト評価に影響を与えるといい、重視されているポイントではありますが、サイトの質>サイトスピードだと僕は考えています。なので、サイトの質で同率の相手がいた場合に、サイトスピードが良ければ優位に立てる。くらいの重要性として捉えているので、もちろん速いにこしたことはないですが、自分やサイトを利用するユーザーがストレスに感じない程度のものであればいいでしょう。
ちなみに、僕が『お名前.comレンタルサーバー』 から『ConoHa WING』
にレンタルサーバーを変更した際に、サイトの表示速度に明らかな差を感じました。なので、レンタルサーバー会社によって明らかな差があるほどのケースもあるので、サーバーの処理速度は適当でも構わないというのは避けましょう。
長期間利用でランニングコストのカット
こちらも公式ページに大々的に掲載されていますが、「WINGパック」というパッケージでレンタルサーバーを契約すると、レンタルサーバーの利用料金が月額740円で利用できるというものです。これは、ベーシックプランの場合の料金体系で、36ヶ月分の契約をした場合になります。
例えば1ヶ月単位で契約した場合だと月額1,320円になるので、36ヶ月(3年)単位の契約をすると、月々580円の差額になります。
これを高いとみるか、安いとみるかは人それぞれですが、Webサイトを立ち上げる場合、事業をたたむなどの事態にならなければ長期的に利用し続けるものですので、地理も積もればと微々たるコストもカットして、長期契約をしておくのも手かもしれません。
ただし、例えば『お名前.comレンタルサーバー』 みたいに、「サービスも使いにくい」「サーバーの処理速度も遅かった」なんてサービスだった場合、3年契約を途中解約することになったり、別のレンタルサーバーにドメインやWebサイトをお引越しする手間がかかるため、長い目で付き合えるサービスかどうかは大事なところです。
ちなみに、自分は『お名前.comレンタルサーバー』 に比べ、『ConoHa WING』
が圧倒的に良かった。というのもあり、自分の契約しているサーバーは36ヶ月単位のWINGパックを契約しています。
また、今現在WINGパックを契約すると、独自ドメインが最大2つまで永久無料で取得できます。
Webサイトには、Webサーバーだけでなくドメインも必要になるため、レンタルサーバーの料金内でドメインも利用できるというのは良い点かもしれません。
ただし、これはConoHa WINGに限らず、他のレンタルサーバー会社も同じようなパッケージを出しています。
それでも比較検討したいなら
ここまで『ConoHa WING』 について紹介しましたが、それでも「他の会社と比較したい!」「なるべく安い会社がいい!」と思われる方もいるかもしれません。なので、一応いくつか他の会社もご紹介しておきます。
Xserver(エックスサーバー)

『ConoHa WING』
がこの世界線に存在していなければこちらも紹介の候補ではありました。
レンタルサーバーといえば『エックスサーバー』
というくらいには利用している方も多く、わかりやすさや使いやすさもあります。実際に、国内シェアはNo.1だそうです。
ちなみに、公式サイトにはサーバー速度No.1と書かれていて、僕はもう何がNo.1なのか信じられません。でもきっとみんな心の中ではNo.1なんだと思います。
『エックスサーバー』と『ConoHa WING』の比較
正直、どちらも公式サイトに掲載している情報だけでは、僕たち素人が比較として理解できるものは無いに等しいのですが、強いて言うなら『ConoHa WING』
のベーシックプランと、『エックスサーバー』
のスタンダードプランは、おおよそ同条件のスペックプランになりますが、『ConoHa WING』
が月額740円、『エックスサーバー』
が月額990円といったとこでしょうか。
ただし、冒頭でも記載したように結局料金くらいの比較になるので、そこよりもやはり「わかりやすさ」「使いやすさ」を重視した方がいいのは言うまでもないでしょう。
さくらのレンタルサーバー

こちらも長くから愛されているレンタルサーバー会社の一つですね。
『ConoHa WING』
や『エックスサーバー』
と違って、バリバリ機能性や料金を押してこない公式ページには好感があります。
『さくらのレンタルサーバー』と『ConoHa WING』の比較
契約から利用のマニュアルや動画を拝見しましたが、『ConoHa WING』
と比較すると、動画に音声ガイドがなかったり、マニュアルに図解がなく文だけだったりと、ややわかりづらいのではないかと感じるポイントがありました。
料金に関してはWordPressが利用できないプランが月額換算131円と最安で、WordPressを利用できるスタンダードプランの場合は月額524円とこちらも他サービスと比較すると安いのですが、Webサーバーの容量や、転送速度では『ConoHa WING』
や『エックスサーバー』
に劣ってしまうため、速度を気にされるのであれば向かないかもしれません。
『ConoHa WING』
のWINGパックと異なり、ドメインは別途取得が必要なので、ドメインにかかるランニングコストを加えると、『ConoHa WING』
に軍配が上がるのではないかといったところです。
お名前.comレンタルサーバー

『ConoHa WING』
と同じGMOインターネット株式会社のサービスです。
ただ、同じ企業が行っているとは思えないほど、『ConoHa WING』
とのサービスに天と地の差があると感じています。
2020年まで『お名前.comレンタルサーバー』
を利用していましたが、非常にサービスがわかりづらかったです。FAQがガイドも用意されているのですが、自分の状況から逆引きするには探しづらく、またマニュアルの情報も古かったりと、僕の重視している「わかりやすさ」「使いやすさ」という点では全くオススメできないサービスだったなぁという思い出です。
サーバー速度もあまり良いものではなく、小規模な僕のサイトですらその速度に若干ストレスを感じるほどでした。
かなり主観的に伝えていますが、いろいろ調べてみると、他のユーザーの方もマイナス的な意見が多く、使いたくない業者No.1とも触れている方もいたので、自分が感じたこととサービスの質に間違いはなさそうです。
『お名前.comレンタルサーバー』と『ConoHa WING』の比較
すでに上のセクションでもお伝えしていますし、改めて上記でも述べているので言うことはありません!笑
料金などの違いはもちろんですが、何よりも使い続けたくない、人にオススメしたくないと感じたサービスなので、それ以上でもそれ以下でもないでしょう。
『お名前.comレンタルサーバー』 から『ConoHa WING』
に移行してよかった。それだけです。
(GMOさんごめんなさい、これがユーザーの本音なんです。)
まとめ
今回は、Webサイトを作ろうか考えている方に向けて、僕個人がオススメするレンタルサーバー会社を紹介してみました。
Webサーバーやドメインは、クライアント自身が管理していくものになります。Webサーバーのレンタルだけでなく、ドメインも合わせて取得できることはもちろん、何よりも「わかりやすい」「使いやすい」ことが一番です。
Wepotでも『ConoHa WING』
を利用しているため、もしWepotにWebサイトの制作ご依頼がありましたら、Webサーバーのレンタルやドメインの取得周りでのサポート等も可能ですので、お気軽にご相談ください!